シートシャッターとは?
シートシャッターは、建物の出入り口や窓を保護するために使用されるシャッターの一種です。一般的なシャッターはスチールやアルミなどの金属製ですが、シートシャッターはポリエステルやビニールなどの樹脂製のシートで作られています。
その特徴として、軽量であることから、通常の金属製シャッターと比べて非常に速く開閉できることが挙げられます。そのため、工場や物流施設など、頻繁に人や物が出入りする場所で多く採用されています。
シートシャッターの種類と操作方法
屋外用(パイプ付きタイプ)
上部にパイプが組み込まれており、骨材があるため、外部からの風圧や気圧に対する耐久性が高い設計になっています。このため、主に屋外で使用され、「屋外型」とも呼ばれます。
屋内用(パイプなしタイプ)
骨材がないため、外部からの衝撃には弱いものの、軽量で開閉速度が速く、コンパクトな設計が特徴です。そのため、主に屋内で使用され、「屋内型」として活躍します。
さらに、操作方法による分類として、下記2つに分かれています。
手動型
手動で開閉するタイプ。自動型と比べてコストが抑えられ、シンプルな構造のため故障リスクも少ないですが、開閉に手間がかかります。
自動型
リモコンやセンサーによって非接触で操作できるタイプ。頻繁に開閉する必要がある場合でも効率よく動作し、工場の衛生環境を高い水準で保つことができます。また、安全センサーを備えているため、巻き込みや挟まれ事故を防止し、安全性を向上させることが可能です。
シートシャッターのメリット
開閉速度の速さ
シートシャッターは、一般的な金属製シャッターと比べて約20倍の速さで開閉可能です。この特性により、搬入・搬出や人員の移動がスムーズになり、シャッターを開けっ放しにする必要がなくなります。結果として、防虫効果や空調効率の向上、さらには粉塵や防風対策にも効果を発揮します。
現場に合わせたカスタマイズ性
シートシャッターは、色や材質、透明度などを現場のニーズに合わせて選べます。例えば、害虫が寄り付きにくい色を選ぶことで衛生管理が向上し、部分的に透明なシートを採用すれば、視認性が高まり、作業時の安全性が確保されます。
シートシャッターの主な故障原因
シートシャッターは多くの工場で使用されていますが、以下のような原因で故障することがあります。
人的要因による故障
フォークリフトや作業員の衝突により、シートが破損したり、パイプが曲がったりするケースがあります。また、センサーやモーターの故障も人的要因で起こることが多いです。この場合、破損した部品を交換することで再度使用可能になります。
経年劣化による故障
シートシャッターには、モーターやセンサー、制御盤など多くの電子部品が使用されています。これらの部品は消耗品のため、時間の経過とともに劣化していきます。特に、金属製シャッターと比べると耐久性が低いため、定期的な交換や修理が必要です。
シートシャッターの定期点検の重要性
シートシャッターが故障すると、修理が完了するまでに時間がかかり、業務の遅延を引き起こします。そのため、定期的な点検を実施することが重要です。点検により、故障を未然に防ぎ、長期間にわたって安全に使用することが可能となります。
自主点検項目の例:
- 異音がしないか
- シャッターが滑り降りていないか
- 外観に変形や破損がないか
- 操作スイッチが正常に動作しているか
- センサーや安全装置が正常に作動しているか
日常的にこれらを点検することで、早期に異常を発見し、被害を最小限に抑えることができます。
シートシャッターの修理・補修はお任せください!
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