工場の出入り口や間仕切りに設置されるシートシャッターは、風雨や異物の侵入を防ぎ、室内の空調効率を保つ上で不可欠な設備です。しかし、急にシートシャッターが動かなくなったり、閉まらなくなったりといったトラブルは、工場の生産性やセキュリティに大きな影響を及ぼします。
本記事では、シートシャッターが閉まらなくなる主な原因と、その解決策について詳しく解説します。
シートシャッターが閉まらない原因とチェックポイント
シートシャッターの不具合は、いくつかの原因が考えられます。まずは以下のポイントを確認してみてください。
1. スラット(シート本体)やガイドレールの破損・歪み
スラットやガイドレールに物がぶつかったり、無理な力が加わったりすると、歪みや破損が生じることがあります。スラットの端部がガイドレールに引っかかると、スムーズな昇降ができなくなり、途中で停止してしまいます。
- 確認ポイント
- ガイドレール内に異物やホコリが詰まっていないか
- スラット自体に目に見える傷や破れ、シワがないか
- ガイドレールが変形していないか
2. センサーの不具合
多くのシートシャッターには、人や物が挟まれるのを防ぐためのセンサーが搭載されています。センサーに異物が付着したり、誤作動を起こしたりすると、安全装置が働き、閉まらなくなることがあります。
- 確認ポイント
- センサー部分にゴミやホコリ、水滴が付着していないか
- センサーの配線が断線していないか
- 太陽光などが直接センサーに当たっていないか
3. 巻き取り装置・駆動部のトラブル
シートシャッターの開閉を制御する巻き取り装置やモーターに問題が発生している場合もあります。モーターの寿命や過負荷による焼損、チェーンやベルトの緩みや破損が原因で、シートシャッターが正常に動作しなくなることがあります。
- 確認ポイント
- モーターから異音や異臭がしないか
- チェーンやベルトが緩んでいないか、または外れていないか
- リミットスイッチが正常に動作しているか
応急処置
・センサー部分の清掃や、ガイドレール内の異物除去を試みる
・強制開閉ボタンや手動操作で動くか試す(無理な力は加えない)
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