自動機・専用機とは
製造業における自動機・専用機とは、従来人の手によっておこなわれていた作業を、機械によって代替して効率化ならびに作業の品質向上を目的として使用される機械のことです。それぞれの製造現場において作業や工程は変わりますので、多くの企業での自動機・専用機はオーダーメイドでつくられます。ところが、中には汎用機械を組み合わせることで自動機・専用機のラインをつくっている場合もございます。
自動機・専用機の種類について
自動機・専用機の種類として、検査装置・組立装置・加工装置・搬送装置の4種類について詳しくご紹介をいたします。
自動検査装置
まず初めに自動機・専用機の種類の中でも、自動検査装置についてご説明を致します。製造業においては、製品・部品には何らかの欠陥・損傷が発生する場合があります。欠陥・損傷の具体的な例としては、汚れ・傷・バリ・塗装の斑などが挙げられます。これらの欠陥・損傷の有無を調べるために、従来は検査員が存在しておりましたが、外観検査やＸ線検査などの各種検査技術が向上したため、自動機・専用機を使うことで無人での検査を行うことができるようになりました。
自動検査装置の例としては、画像検査装置・X線検査装置・ウェーハ検査装置・ラベル検査装置・印刷検査装置・リーク検査装置・欠陥検査装置・動作検査等が挙げられます。
自動組立装置
次に自動組立装置についてご説明を致します。部品・製品を製作する上では材料の組立を必要とする場合が多くございます。そのため、組立工程を自動化するための機械である組立装置を導入します。一般的な自動組立装置の具体例としては、ネジ締め装置・溶着装置・カシメ装置・組付機・作業補助装置・マーキング装置等が挙げられます。
自動加工装置
次に自動加工装置についてご説明を致します。材料を決められた寸法・精度で加工をする場合につきましては、自動加工装置を用いて生産をすることで効率的に行われることが多くございます。一般的な自動加工装置の具体例としましては、シート貼付・剥離装置・切断装置・切削加工装置等が挙げられます。
自動搬送装置
最後に自動搬送装置について説明を致します。製造業において、部品・製品を製作する際には、複数の加工工程を要する場合が多くございます。それぞれの製造工程の間で発生する部品・製品の移動を、人手を介さず自動化させる装置を自動搬送装置と言います。自動搬送装置を利用することで、重量のあるものでも安全かつローコストで搬送することができるので、大小を問わず様々な工場で利用されています。 自動搬送装置を利用することで、生産性の向上ならびに人的ミスを削減が期待できます。自動搬送装置の具体例としましては、コンベア式搬送ライン・昇降装置・自動搬送ロボット等が挙げあられます。
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